次に着目したのはサイネージの視聴率の低さでした。何かインパクトを与える工夫が必要不可欠だと感じた私は、映像広告にあまり使われておらず、かつ色彩として注目度の高い赤を用いることにしました。
また、野外広告であるため、映像を流す音量にも規制があります。そこで映像の中に使う音声でのアナウンスを一切取りやめ、BGMだけを流すことにしました。そうすることでその他の広告より全体として大きい音量を出すことができ、動画の切り替えのタイミングで注目を得られるようにしました。
サイネージによる具体的な集客は予測することはできませんが、その年の関西大学統一学園祭は初となる来場者数10万人を達成することができました。